現代仏壇とは
生活スタイルが変化していく中で、仏壇の姿だけは長い間変わらずにいました。
日本の古くからの家には、ふすまや障子、欄間や畳などがあったように、仏壇もそのような住空間にマッチしたものでした。ところが、日本人の家そのものが大きく変化しました。最近では、和室をあまり見かけなくなってしまいました。
生活スタイルが変化したのに、仏壇だけは変化しない、それはどこかおかしい、と私たちは考えています。
亡き人、愛する人に対する思いは変わらなくとも、祈りの場は生活に密着したものであるべきだと思うのです。
現代仏壇での祀り方に、ルールはありません。ご本尊を置かずに、写真だけで祀る人や位牌に戒名を彫らずに、俗名や好きな言葉を彫る人もいます。 つまり「祀る」カタチは千差万別なのです。